東葛山の会 山行紹介 ブログ 会員募集中     https//www.tokatsu.club

東葛山の会の仲間達の山行を紹介してゆきます。会員募集中です。ホームページにて受付ます。 東葛山の会HP https://www.tokatsu.club

初冬の西、東天狗、硫黄岳

初冬の西、東天狗、硫黄岳 10/26~27日

 

26日  車窓から眺めた八ヶ岳は随分と雪を被っていました。

    チョット心配になりましたが、行くだけ行ってダメならやめ                ようねと、決めました。

f:id:tokatsukun:20171031165951p:plain 

昔、昔忘年山行に泊まりました     

唐沢鉱泉です。ここから出発し

ました。少し登り出したら 雪ですが

シャーベット状態でした。

f:id:tokatsukun:20171031170037p:plain

第一展望台からみた南八ヶ岳

f:id:tokatsukun:20171031170349p:plain 

 f:id:tokatsukun:20171031170438p:plain

第一展望台、第二展望台の急登を登り切って、やっと西天狗岳、東天狗岳に着きましてホットしました。今日泊まる根石小屋も眺められ、滑らないようにゆっくり、ゆっくり下りました。

f:id:tokatsukun:20171031170657p:plain   f:id:tokatsukun:20171031170727p:plain

 昨年40周年の折に、美味しいコーヒーを飲みました小屋です。

 御嶽山に沈む夕日を部屋から眺めました。

   

f:id:tokatsukun:20171031171431p:plain

f:id:tokatsukun:20171031171237p:plain

27日 今日も快晴です。暖かくなってから8時に出発です。気温も高く、風も無いので硫黄岳まで頑張りました。

f:id:tokatsukun:20171031171926p:plain 

       西、東天狗の後ろに蓼科山

                          更に北アルプスです。

 

 f:id:tokatsukun:20171031171958p:plain

      遥か彼方の硫黄岳を目指して          

           フーハー、フーハーと滑らな

                ように頑張りました。

f:id:tokatsukun:20171031172251p:plain

山頂は素晴らしいご褒美が待っていました。

f:id:tokatsukun:20171031172409p:plain

小春日和の様な陽気です。美味しいランチを戴きました。幸せそうな顔だね。

f:id:tokatsukun:20171031172539p:plain

f:id:tokatsukun:20171031172609p:plain

f:id:tokatsukun:20171031172706p:plain

あそこから下って来たんだね。

と、見上げてます。

 f:id:tokatsukun:20171031172824p:plain

                               

                                             f:id:tokatsukun:20171031172848p:plain

先週の台風で道路が陥没しまして桜台から、更に1時間

下りました。そして、晩秋の趣きを堪能しました。

 

 

アフリカ最高峰キリマンジャロ登頂とサファリ Ⅱ

サファリ:タランギーレ国立公園 9月27日(水)~29日(金)

<タランギーレ・シンバ・ロッジ2泊>

  • 夕方、サファリカー(トヨタランドクルーザー)2台で、マサイ族(?)の待つ『タランギーレ・シンバ・ロッジ』に着きました。周りには、他の建物は一切なく、荒野の中のロッジで、直ぐ近くまで野生動物がやってくるという環境でした。
  • f:id:tokatsukun:20171029114338j:plain

  •        タランギーレ・シンバ・ロッジ
  • f:id:tokatsukun:20171029114435j:plain

  • 夕食では、無事キリマンジャロ登山を終えたことを祝い、今回の山行で、初めてビールで乾杯しました。美味しい!

  • f:id:tokatsukun:20171029114617j:plain

  •         キリマンジャロ・ビール
  • f:id:tokatsukun:20171029114649j:plain

  •              女子会
  • f:id:tokatsukun:20171029114904j:plain

  •             食 事
  • 目の前で会える動物たちに興奮。サファリカーの椅子に立ってカメラをかまえる
  • f:id:tokatsukun:20171029115115j:plain
  • f:id:tokatsukun:20171029115328j:plain

  • 車の音に、慣れているのか自然に歩いている。

  • 「ワー!!いる~いるよ~」等と大きな声は出していけない

  • f:id:tokatsukun:20171029115443j:plain

  • f:id:tokatsukun:20171029115514j:plain

  • f:id:tokatsukun:20171029115533j:plain

  • f:id:tokatsukun:20171029115558j:plain

  • f:id:tokatsukun:20171029115615j:plain

  • f:id:tokatsukun:20171029115632j:plain

  • f:id:tokatsukun:20171029115834j:plain

  • f:id:tokatsukun:20171029115857j:plain

  • f:id:tokatsukun:20171029115918j:plain

  • 二日目のサファリで、車のすぐ近くで『バファローの大移動』に遭遇。大興奮!!
  • f:id:tokatsukun:20171029120915j:plain

  •          バッファロー大移動
  • f:id:tokatsukun:20171029120007j:plain

  • f:id:tokatsukun:20171029120029j:plain

  • アルーシャの街はジャカランタの花が満開

  • 最後のホテルは豪華で食事も美味しかった

  • f:id:tokatsukun:20171029120300j:plain

  • f:id:tokatsukun:20171029120416j:plain

  •        飛行機の中からのキリマンジャロ
  • テント泊での『キリマンジャロ登山』と『サファリ』貴重な体験と大きな想い出をありがとうございました『タンザニア

アフリカ最高峰キリマンジャロ登頂とサファリ Ⅰ

『千葉県勤労者山岳連盟海外委員会』募集で、赤道直下(南緯3~4度)の『アフリカ最高峰キリマンジャロ登頂とサファリ』を、9月19日(火)~10月1日(日)の13日間で、県連の仲間

≪11名≫と一緒に楽しんできました。

f:id:tokatsukun:20171029110053j:plain

 

(木)モシのホテルで荷物の計量 荷物を積み込み出発

f:id:tokatsukun:20171029110310j:plain

登山は、『西から南麓を歩き東に回り込み頂上を目指す』コースで、展望も良く、比較的高所順応し易いと言われ、アップダウンが多くあるものの、キリマンジャロの眺めは朝・昼・夕と素晴らしく、ジャイアント・シネシオが林立する中を歩き、山小屋は無く、6泊全てがテントを利用する『レモショ・ルート』です。

f:id:tokatsukun:20171029110515j:plain

 

f:id:tokatsukun:20171029110731j:plain

登山届を出して雨の中を出発

2100mのゲートから2650mのムクブワ・キャンプ場へ

f:id:tokatsukun:20171029110906j:plain

f:id:tokatsukun:20171029111001j:plain

f:id:tokatsukun:20171029111034j:plain

9/22日(金)シーラ・1キャンプ場へ(3610m)

黄色がメンバーカラー。スタッフの歓迎の歌と踊り。一緒に踊ったよ

f:id:tokatsukun:20171029111251j:plain

f:id:tokatsukun:20171029111821j:plain

f:id:tokatsukun:20171029111847j:plain

高度順応の為にお散歩。キリマンジャロをバックに東葛メンバー5名の笑顔と夕日に染まるキリマンジャロ

f:id:tokatsukun:20171029111517j:plain9/23(土)シーラ・2キャンプ場へ(3850m)

f:id:tokatsukun:20171029111923j:plain

f:id:tokatsukun:20171029112028j:plain

ドライフラワーのような花が限りなく咲いている道を歩いて行く

キリマンジャロが大きくなってきた

f:id:tokatsukun:20171029112319j:plain

f:id:tokatsukun:20171029112345j:plain

9/24(日)ラバタワー(4600m)に砂礫の道を登る。それぞれ体調不良と闘いながら

f:id:tokatsukun:20171029112506j:plain

f:id:tokatsukun:20171029112531j:plain

ジャイアント・シネシオが林立する不思議な世界からバランコ・キャンプ場へ(3900m)

f:id:tokatsukun:20171029112743j:plain

f:id:tokatsukun:20171029112915j:plain

f:id:tokatsukun:20171029113004j:plain

 

f:id:tokatsukun:20171029113058j:plain

9/25(日)岩壁『バランコ・ウォール』を登る

4673mのバラフ・キャンプ場

f:id:tokatsukun:20171029113255j:plain

f:id:tokatsukun:20171029113325j:plain

f:id:tokatsukun:20171029113354j:plain

f:id:tokatsukun:20171029113429j:plain

9/26(火)バラフ・キャンプ場23:10出発、夜が明けて

レモショ・ルートの山頂『ステラ・ポイント5756m』に登り切った。

真っ青な空に真っ白な氷河…・・無言で見つめたよ

f:id:tokatsukun:20171029113536j:plain

9/27(水)ムウェカ・キャンプ場(3100m)~ムウェカ・ゲート(1640m)に

無事に下山。6泊7日のテント山行が終わった。

 

 

紅葉の苗場山・八海山 (ホームページの動画の部屋に動画があります)

 

苗場山  

2017年10月8日(晴れ)  井上順之(他3名同行)

 

 秋山郷切明温泉に前泊、翌朝小赤沢三合目(1310m)から苗場山(2145m)を往復する。
 苗場山登山コースの中で最短時間(コースタイム6時間10分)で往復できる
 下山後の宿は近くの屋敷温泉。温泉三昧とゆとりの山旅

f:id:tokatsukun:20171018083614p:plain

登山口から樹林帯を2時間ほど登ると突然なだらかな湿原が現われた

 

f:id:tokatsukun:20171018084848p:plain

 西側は、遠く北アルプスの稜線がはっきりと見える
 手前右の山が、第二の谷川岳と言われる「鳥甲山」(2038m)。

 

f:id:tokatsukun:20171018085200p:plain

 雲がわき、幾つもの池塘と草紅葉の大地は天空の楽園のよう
 木道が敷設されているが、山頂から小赤沢側は老朽化が進み歩行に注意が必要

 

f:id:tokatsukun:20171018085402p:plain

 南側に広がる池塘熊笹の大地

 

f:id:tokatsukun:20171018085507p:plain

 

 暖かな日差しを浴びながら家族で寛ぐ。何とものどかな風景。

 

f:id:tokatsukun:20171018085712p:plain

 真っ赤に紅葉したもみじが鮮やかだった

   「天空の大地」 山の頂にこんな大地があるとは創造しがたい。さすが「苗場山」である

 

八海山      2017年10月9日  

 

 苗場山登頂の翌日、八海山ロープウェイ山頂駅(1150m)から八海山系の地蔵岳(1707m)に登る
 頂上付近は鎖場の急斜面が多く、登山者で渋滞気味。登山道は苗場山と同じく水はけの悪いぬかるんだ所が多い。
 山頂付近の紅葉は真っ盛り、展望も素晴らしかった

 

f:id:tokatsukun:20171018090958p:plain

 ロープウェイ眼下に米所、南魚沼市の穀倉地帯が広がる。

 

f:id:tokatsukun:20171018091119p:plain

 女人堂で修験者の「ごまたき」の儀式に遇う。何故か履物が登山靴だった。

 

f:id:tokatsukun:20171018091226p:plain

f:id:tokatsukun:20171018091333p:plain

 標高1500mを越えると、紅葉は真っ盛り

 

f:id:tokatsukun:20171018091450p:plain

 この地蔵岳何処から登るの?正解は裏側から鎖の岩場を登る。
 登る人、下る人で混雑していた。山頂は大河ドラマ天地人」の冒頭のシーンの撮影に使われたとか。
 今回は八海山入門コースを歩いてみた。小ぶりだがピリリと辛い山だった。

 

初秋の男体山にゆきました

  初秋の男体山に行きました 

       2017.9.29~30

 

  f:id:tokatsukun:20171006220329p:plain

     二荒山神社中宮山門

   朝、6時開門です。500円を払いまして

  登る事が出来ます。

  すでに大勢の登山者がいました。

 

  f:id:tokatsukun:20171006220521p:plain

 

  f:id:tokatsukun:20171006220651p:plain

 

   登り始めると所々の木々に紅葉が

   始まっていました。

 

  f:id:tokatsukun:20171006221030p:plain

  

  f:id:tokatsukun:20171006221133p:plain

 

  4合目から8合目までは岩の急登です。

  ただ、ひたすら登ります

 

  f:id:tokatsukun:20171006221320p:plain

    おやつタイムの串団子です。

    余裕ですね。

 

  f:id:tokatsukun:20171006221512p:plain

 

        f:id:tokatsukun:20171006221614p:plain

 

山頂に10:30に着きました。最高の天気に恵まれましたので、1時間も長居をしました。

又、下りには「つまずかないように」と、

大変神経を使いました。

 

  f:id:tokatsukun:20171006222035p:plain

 

  f:id:tokatsukun:20171006222206p:plain

    山頂から日光白根山です

 

  山頂から中禅寺湖を眺める。又、

  360度の展望で燧ケ岳、皇海山

  太郎山、、、、、、

  29日は草紅葉の戦場ヶ原を散策です。

  ばーちゃん達はゆっくりと前泊しての

  山登りが最高です。

 

  

 

 

 

ドロミテ(北イタリア)展望ハイキング

 

    ドロミテ(北イタリア)展望ハイキング

                        2017、7,21~30

仲間4人と2年越しのドロミテツアーに参加し、花・草原・奇岩・湖等の絵葉書の世界を歩いてきました。

綺麗な写真が沢山撮れたので皆さんに紹介したいと思います。

 

コルチナダンペッツオを起点にドロミテ一番の人気を誇るトロチーメ周辺を歩き楽しい時間を満喫してきたよ。

f:id:tokatsukun:20171005115014j:plain

  アルペンローズが咲く道を・・・

f:id:tokatsukun:20171005120156j:plain

 イワギキョウの花が群生していました

 

f:id:tokatsukun:20171005120342j:plain

カウベルの音がこだまする草原に草原の番人のように、牛ががねそべるのどかだなー

 

f:id:tokatsukun:20171005120658j:plain

   サイクリング者とコンニチワ!

 

f:id:tokatsukun:20171005120841j:plain

ホテルからのトファーナ峰 窓から見える街並み荒々しい山の景観がやはり日本とはちがうなー!

 

 

f:id:tokatsukun:20171005121407j:plain

    ミズリーナ湖と元美女たち

 

ジアウ峠から、遠くにマルモラーダ・チベッタ・ペルモ・クロダーダラゴ峰を眺望する。夜、地元の素材を生かしたレストランへ。

毎度「お飲み物は?」に「ウオーター?」…

4人なので心強かった・・・・

 

f:id:tokatsukun:20171005122428j:plain

クロダーダラゴ峰をバックに再び元美女たち、草原に咲く花になりたいなんてね!

 

f:id:tokatsukun:20171005122726j:plain

ジアウ峠をいざ出発、足取りも軽くがんばるよ!

 

f:id:tokatsukun:20171005122935j:plain

   チベッタ・ペルモ峰を眺望

 

f:id:tokatsukun:20171005123110j:plain

     マツムシ草・エンチア

 

f:id:tokatsukun:20171005123238j:plain

牛舎レストランなのになぜか豚肉?

でもおいしかったよ!

 

f:id:tokatsukun:20171005123402j:plain

     山小屋のサウナ風呂

 

f:id:tokatsukun:20171005123525j:plain牧舎レストランにて楽しい食事のひと時です。

 

 

雨上がりのラガツォイ展望台へ。今日も絶景!!彼方にセラ山・マルモラーダを望む。カラスの声が高度を感じさせてくれた。

 

f:id:tokatsukun:20171005125141j:plain

      セラ山 とお花畑

 

f:id:tokatsukun:20171005125337j:plain

    チンクエートを眺めながら

 

f:id:tokatsukun:20171005125434j:plain  俄かに雲が出て雷鳴        

 

f:id:tokatsukun:20171005125644j:plain

ラガツォーイ展望題よりセラ山・マルモラーダ

 

f:id:tokatsukun:20171005125747j:plain

烏が高度を感じさせてくれる(鳥わかるよね!)

 

f:id:tokatsukun:20171005130013j:plain

     山小屋の木製人魚

 

f:id:tokatsukun:20171005130118j:plain

第一時世界戦争に使われた山(手前)戦争は嫌だねこんなに綺麗な景色なのに、戦争で荒れた山などみたくないよね!

 

 

立ち乗りリフトでマルモラーダ中腹へ。氷河が目の前に迫ってくる。 小屋でのホットチョコ(甘~~い)、

男性群もしっかり平らげていました。

 

f:id:tokatsukun:20171005130624j:plain

  立ち乗りリフトでマルモーラ中腹まで

 

f:id:tokatsukun:20171005130839j:plain

フィアッコーニ小屋のホットチョコ。  おいしかったー

 

f:id:tokatsukun:20171005131003j:plain

     セラ山塊をバックに

 

f:id:tokatsukun:20171005131123j:plain

      フェダイア湖へ

 

f:id:tokatsukun:20171005131225j:plain

      マルモラーダ氷河

 

 

7時間のロングコースに挑戦、チベッタ山塊の

岸壁を見上げながら、バルディ高原を延々と歩き、ドロミテの旅を締めくくりました。 

 

f:id:tokatsukun:20171005131602j:plain

     最後の山小屋で乾杯!!

 

f:id:tokatsukun:20171005131744j:plain

   どこぞの景色だよ!(名前不明)

 

f:id:tokatsukun:20171005131934j:plain

    アレゲの町 お花が綺麗!

 

f:id:tokatsukun:20171005132053j:plain

    ペルモ峰 荒々しいねー!

 

f:id:tokatsukun:20171005132216j:plain

     名花 名前はなーに?

 

f:id:tokatsukun:20171005132350j:plain

  岩壁に針金で組まれたキリスト像

 

f:id:tokatsukun:20171005132450j:plain

            山上のコルダイ湖

 

f:id:tokatsukun:20171005132555j:plain

    屏風のようなチベッタ峰

 

あっという間に過ぎた、楽しい夢の7日間の山歩きでした。

北イタリア、ドロミテの写真、お楽しみ戴けましたか?

また行って見たいと思う素敵な旅でした。長々とお付き合い有難うございました。

        東葛山の会 元美女たち

「ジジババ登山隊」 仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳 を行く

  「ジババ登山隊」 仙丈ケ岳甲斐駒ケ岳 を行く

 平成29年8月28日から2泊3日で二座を目指す。今回のパーティー4名の平均年齢はジャスト70歳。歩ける内に何処までも・・・。登山経験の浅いメンバーだが、気合だけは自称一人前と思っている。

 朝3時半、千葉県鎌ヶ谷を自家用車で出発。7時山梨県芦安着。乗合タクシーで広河原へ。バスに乗り換え目的地北沢峠に9時半到着。

f:id:tokatsukun:20171005060108j:plain

     さー、登山開始だよ!

 

何とも心地よい涼しさで数日滞在したい位だ。仙丈へは大平山荘から藪沢沿いに登り、馬ノ背ヒュッテに13時過ぎに到着。ここで一泊。年寄り向きのゆとりの計画だ。

f:id:tokatsukun:20171005060305j:plain

     谷間に見える甲斐駒

 

翌朝、夜半から降り続く雨が止むのを待って7時出発。馬ノ背の尾根に出ても仙丈・甲斐駒はガスの中。仙丈小屋付近は強風で吹き飛ばされそう。それに寒さが加わり、休んでもいられないので先を急ぐ。急速に流れる雲の切れ間から、周囲の山々が一瞬顔を出す。

f:id:tokatsukun:20171005060530j:plain

   顔を出した、甲斐駒と摩利支天

 

頂上に近づくにつれ風が更に強くなり、登頂したものの長居できず直に下山開始。形だけの登頂は何時もながら実に空しい。

f:id:tokatsukun:20171005061415j:plain

     仙丈ケ岳の山頂にて

 

f:id:tokatsukun:20171005061005p:plain

   小仙丈ケ岳寄りの展望

 

小仙丈尾根に出たら風も弱まり、視界も開けてきた。雲の合間から時々顔を見せる北岳間ノ岳鳳凰三山。そして雲ひとつない仙丈ケ岳の大カールが箱庭の様に見える。昨夏、北岳から見た雄大な仙丈の稜線に、今立っている自分が誇らしい。

f:id:tokatsukun:20171005061504j:plain

   左から鳳凰三山、白根三山

 

北沢峠に一気に下山し昼食。平日なのに広河原から登ってくるバス、下るバスは共に満員だ。そのまま二日目の宿「仙水小屋」に向かう。仙丈は総じて緩やかな山だった。

 

仙水小屋は水が豊富で水道の蛇口は開けたまま。トイレも流しっぱなしの天然水洗。食事が凝っている。先ずは器が朱塗りの仕切られたトレイ。そこに刺身、てんぷら、煮物と品数も多い。そして極め付きは外での食事。これでは酒が無くては・・・と、宿の演出に見事にはめられた。他の宿泊者もご満悦のようで、しきりに写真に収めていた。

f:id:tokatsukun:20171005062737p:plain

              f:id:tokatsukun:20171005062802p:plain

 泉水小屋の食事風景

 

2日目

翌朝5時出発。勘違いして30分遅い出発になった。結果、下山がバス発車時刻ぎりぎりになる。

f:id:tokatsukun:20171005063205j:plain

北沢峠から甲斐駒へのコースタイムは仙丈とほぼ同じだが、急な登りと足場の悪い所が多く厳しい山だ。仙水峠、駒津峰を通り、六方石からは様子のわからない直登は避け迂回ルートを選ぶ。

f:id:tokatsukun:20171005063303j:plain

 

駒ケ岳は遠方から眺めると、頂上付近が白くみえる。花崗岩と風化した砂礫に覆われているからだ。頂上直下の緩斜面は、山と言うより砂漠の様。

f:id:tokatsukun:20171005063338p:plain

迂回コースのきつい岩場を抜けてを山頂へ向かう

 

巨大で見事な花崗岩の岩場をぬって最後の力を振り絞って登る。頂上は風も弱く穏やかだった。生憎大展望は望めなかったが、時折見せる周囲の山々が圧巻だ。ひときわ目立つ摩利支天が印象的だった。二座登頂できた満足感が体中に満ち溢れていた。「やったぜシルバー」

f:id:tokatsukun:20171005063820j:plain

      甲斐駒山頂にて

 

f:id:tokatsukun:20171005063919j:plain

       山頂の祠

 

f:id:tokatsukun:20171005064020j:plain

    山頂から摩利支天を望む

f:id:tokatsukun:20171005064135j:plain

      下山途中にて

 

下山は双児山経由。30分のスタートの遅れが最後まで尾を引く。下山速度を速め出発15分前にバス停到着。同じ部屋に泊まった登山者の仲間の一人が苦戦、荷物を持ってもらったが、バスの発車時刻が迫っていても姿が見えない。先に下山した仲間がバスから下りて必死に名前を呼んでいる。発車時刻になった時、姿が見えた。良かった良かった。本人は死に物狂いで歩いて来たのだろう。心情を察するに余りある。バスは2分遅れで出発。かくしてジジババの二座挑戦は無事終了した。    

    東葛山の会  井上順之 記